June 08, 2005

浴書2:風呂で読む文庫

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「玉井さん向けのものがありました。」というメールが秋山さんから届いた。サイトのアドレスが添えてある。「風呂で読む文庫」のことだ。ぼくは現場に出ていたので、このメールを見られなかったあいだに「風呂で読める本のコメントはすでにありましたね」という第2便がつづいていた。

「そうなんです・・・・・」とぼくは返信した。以前に「浴書」というエントリーで、風呂で本を読む苦労とたのしさについて書いた。
この「風呂で読む文庫」のサイトには朝日新聞の記事が紹介されているが、それには半身浴で長く入浴するときのためとして取り上げられている。ぼくが書いたのは、むしろ全身浴のときの読書だった。そのときに、松代さんが、コメントでこの耐水文庫本のことを教えてくださった。秋山さんの第2便にはそのことについて書かれているのだ。
 松代さんのコメントに対してぼくは、「10冊セットだとちょっと買いにくい」と書いたのだったが、タイトルが増えただろうかと思って久しぶりにサイトを開いて、よーく見ると、1冊ずつ買うこともできるじゃないか。前の時に見落としていたのか、販売方法がかわったのか。しかし、「10冊単位のセット販売も始めました」という書き方をしているから、ぼくが見落としたようだ。ごめんなさい松代さん。ありがとうございました秋山さん・・・・そうなると、話はちょっと変わってくるぞ。送料の350円がしゃくだから、本屋に行って買おうと思う。販売店のリストを見ると新宿か渋谷の東急ハンズがいちばん近い。
 ところで何を読もうかと、本のリストを開くと、選んだ人の好みの「偏向」が読み取れてちょっとニヤリとする。いずれも、古いものが並んでいるのは、はやりすたりのないことを意図したのだろうが、その理由はもうひとつあるにちがいない。これは、青空文庫を利用したのだろうと気づいた。いくつかを対照してみたが、ぼくが書名すらしらなかった本も含めてサンプリングしたものは、たしかにみな重なっている。たしかに、青空文庫を利用しない手はない。だから、安くつくることができる。青空文庫の存在意義がもうひとつひろがったということがうれしい。しかも、塩ビを使っているから、不要になった本は回収して有毒ガスの出ない方法で焼却するという配慮も忘れていない。
液晶は見にくくなるので、青空の下ではiBookは読めないけれど、これなら露天風呂で読めるわけだ。
 まずは、月に吠えてみるか。

投稿者 玉井一匡 : June 8, 2005 06:59 AM | トラックバック
コメント

「伽藍」は、プリントしたのを秋山さんにいただきましたが、 「フリーカルチャーについての講演2002年」知りませんでした。おもしろそうですね。読んでみようと思ったけれど、じつはまだ見つからない。週末の楽しみにとっておきます。
耐水文庫も週末に手に入れるつもりです。「月に吠える」は、まだ読んだことがないんです。露天風呂じゃなくたって、自宅の風呂だってもちろん楽しみます。

Posted by: 玉井一匡 : June 10, 2005 09:32 PM

プロジェクト杉田玄白にはエリック レイモンドのオープンソース論の「伽藍とバザール」や「魔法のおなべ」が入っています。

今回見つけたのはローレンス レッシグ教授の「フリーカルチャーについての講演2002年」。
これはタイプ文字と講演会の録音です。フラッシュのプレゼンテーションとしても新鮮です。

中味もすごいアジテーションです。弁護士に牛耳られているアメリカという特殊事情があるにせよ、文化にデジタル技術をかぶせて独占するのはけしからん、みんなで動かないとますます文化が衰退するという主張です。考えてみるとアメリカに限りませんね。

お風呂で読む文庫からだんだん離れてしまってごめんなさい。

Posted by: yas : June 10, 2005 03:34 PM

yasさん、コメントありがとうございます。ぼくも、こんどは温泉に行くときには露天にもっていきたいとおもっています。で、温泉の女将にこいつを勧めてこよう。もっとうれればもっとタイトルが増えるでしょうしね。
 ところで、Project Gutenbergもプロジェクト杉田玄白も知りませんでしたから、早速開いてみました。必要なものがみつかれば、役にたちそうですね。早速、ブックマークをつけました。

Posted by: 玉井一匡 : June 10, 2005 08:29 AM

これを知り合いの都内有数の天然温泉の支配人に知らせて、貸出ししたらどうかと提案しましたがまだやってないようです。
家の風呂は狭くて私はいつものぼせ気味なので半身浴とはいきませんが、ぬるめの露天風呂に半身つかりながら、、、思うだけで至福のひとときです。

萩原朔太郎ですね。「青空文庫」との関係は思い付きませんでした。たしかにどういう基準で選んだんだろうという疑問はありましたが、そこまででした。
青空文庫と同じ考えにはProject Gutenbergや、日本語翻訳版は山形浩生さんの「プロジェクト杉田玄白」があります。コメントだとURLリンクが書けないので失礼。

John Doeについて無気味とコメントいただいたままで失礼しています。今回もこれにさせていただきます。これが分かる人はあまりいません。さすが。

Posted by: yas : June 8, 2005 09:58 PM
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