July 18, 2005

山吹の実

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 「これ何ですか?」先のとがった葉が2枚ついているもとに3つのタネのような実が付いている植物の枝先をtacが持ってきた。実のつきかたと葉っぱを見て思ったのだろうが「ヤマブキかな」といいながら、「植物園へようこそ!BotanicalGarden」のサイトを開いてヤマブキを検索する。
ひとえのヤマブキと八重のヤマブキの写真が並んでいて、八重の写真の説明には「太田道潅の話に出てくる,「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき」という歌が思い出されます。八重咲き種のヤマブキには実がなりません。」とある。

 ヤマブキに緑色のタネのような実がつくようすは、画像の記憶としてぼくの中に残されている。そのことと、太田道灌に歌を詠んだ少女の差し出したヤマブキには実のならないこととの食い違いに、ぼくは一度も気づいたことがなかった。それが不思議な気がしたが、それは、タネの画像の記憶が無意識のもので、いわばタグがきちんとつけてないまま、記憶の引出に放り込まれていたからなのだろう。
この実の数を見ると3つしかついていない。けれども萼は4枚。もともと4つ付いていた実がひとつ落ちたのだろうとは想像できる。しかし、一重の花のヤマブキの写真では花びらは5枚ある。
そこで、説明をよくみればちゃんと書かれているではないか。「ヤマブキ(山吹)のように見える白花のものがありますが,それはシロヤマブキ(白山吹)というものであり別種です。ヤマブキは 5 弁花で,シロヤマブキは 4 弁花です。」・・・・・・なるほど、こいつはシロヤマブキの実ということになる。はじめからきちんと見て説明を読めばすべて答えは書いてあったのだ。
シロヤマブキを検索すると、ちゃーんと4枚の花びらが開いた写真がある。
ぼくは、このサイトが大好きだ。

投稿者 玉井一匡 : July 18, 2005 12:38 AM | トラックバック
コメント

 植物は季節と密接につながり、日本の文化は季節と分かちがたいので、植物は結局、日本の文化の重要な一部なのだということを気づくたび、なんだか、うまい日本料理を食べたあとのような気分になります。

Posted by: 玉井一匡 : July 18, 2005 10:25 PM

さっそく 「植物園へようこそ!Botanical Garden」 を利用してみました。 植物をテーマされているブログと併用して見るとまた面白いですね。

Posted by: いのうえ : July 18, 2005 01:58 PM
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