October 12, 2007

防水ケータイ:G'zOne W42CA

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道路を歩きながら電話をかけようとしてウェストポーチから携帯電話を取り出した。
とたんに手を滑らせて、携帯はアスファルトに落ちた。
 この道路は、なにさま狭くて、車がくると人は端によって立ちどまり車をやりすごす。こういうとき、電柱は歩行者をまもってくれる頼りになるやつだ。ぼくも、ここは時々クルマで通ることがあるけれど、すれ違うたびに歩行者に頭をさげる。電柱は、クルマを運転する側にとっても邪魔というよりは歩行者をまもってくれるのがありがたい。それくらいだからここに用事のあるクルマしか通らないので、ある意味ではクルマと歩行者がたがいの存在を意識しながら共存するいい道路なのかもしれないとぼくは思う。
 そんな道でアスファルトの上に転がったのがケータイの運のつき、ぼくは一方通行のクルマと同じ方向に歩いていたから、後ろからタクシーがやってきていたのに気づかない。拾い上げるいとまもあらばこそ、そしてタクシーもブレーキを踏むこともなく、右の前輪で狙ったように踏みつけた。
それでもタクシーは止まらない。
念入りに右の後輪も同じ轍を踏んだ。

 前輪で轢くときには死角に入っていたのだろう。でも、折りたたみ式のやつだから薄くはない。踏みつけたら気づかないことはなかろうに、客を乗せていたので面倒だとばかりにそのまま行ってしまったに違いないと気づいたのは、実をいえばあとのことだ。
 しかし、ぼくはタクシーに怒りはしなかった。ケータイの身の上を心配するよりも、ケータイがどうなっただろうかという興味に心をうばわれていたからだ。クルマが通り過ぎるや駆け寄って拾い上げ、開いてみた。
外傷はない。
短縮のキーをひとつ押して電話をかけた・・・・・ちゃーんとかかるではないか。
車の重量を1トンとしても、タイヤひとつには平均で250kgかかることになる。

 こいつの身を案ずるよりも好奇心に動かされてしまったのは、ぼくが防水と丈夫というセールスポイントだけに惹かれて選んだので、それを検証したかったからだ。シカをはねる機会などありもしないのに大袈裟なバンパーをつけた四駆みたいに、ガキっぽい大袈裟なデザインも我慢した。買ってしばらくしてから、カシオがつくっていることを知り、Gショックと同じデザイン路線に則っていたのだと分かった。
 一代前のやつは、美術館に入る前にとりだして電源を切り、帰りにクルマに腰掛けて使おうとしたら、なくなっていたことに気づいた。すぐに見つかると思ったが、こちらからケータイにかけても反応がないので、閉館後の静かな美術館でも見つからず、とうとう捜索を打ち切った。その前のやつは、胸のポケットに入れておいたら、かがんだ時に転げ落ちて、ご丁寧に自分の足で踏んづけた。液晶が割れた。
 この2台は、いずれもauが企画してデザインを売りにした「コンセプトモデル」の「インフォバー」と「タルビー」だったが、今回の選択にあたってはデザインでなく丈夫を最優先した。来年には日本でも発売されるiPhoneまでのワンポイントリリーフにすぎないと多寡をくくっていたからでもあった。ぼくが注目したのは水面下1mまでOKという防水性だったから風呂に浸してみたことはある。頭を洗いながら電話をかけたこともあった。しかし、対衝撃性能は気にしていなかったから実験もしていなかったので、評価をあらためた。
発売時の記事はまだサイトに残っていても世間では販売終了したが、カシオのサイトを見たところ法人向けタフネスケーターイとして生き残っているようだ。

 もう少しこいつの強さを試してやりたいと、ぼくは思うようになった。もういちど自分のクルマで轢いてためしてみたらどうだという周囲の声もあるが、まだ躊躇している。
 

投稿者 玉井一匡 : October 12, 2007 07:25 AM
コメント

塚原さん
なんてことをおっしゃるんですか。わたしは、破壊者の汚名から足を洗いました。線路に携帯なんてとんでもない。あなたのかみさんの携帯で試してみるといいかもしれません。
 水洗いというはなしを教えてくれたひとは、その前に、まずたたくのがいいと言っていましたね。「アルマゲドン」という映画で、ブルース・ウィルスがロシア人といっしょに宇宙船に乗っていて、彼は宇宙船の具合が悪くなるとまずは叩くのです。「これが「ロシア式なんだ」と言っていました。
そういうあなたもLPは水と洗剤で洗うのが一番だとおっしゃることだし、水で洗うのがいいっていうのも、一面の真実をついているように思うけど。しかし、かじになっちゃあ大変だ。

Posted by: 玉井一匡 : October 21, 2007 12:58 PM

玉井さん、車でなく線路の上に携帯を置いて電車に轢かせたら如何ですか? 実験に最適な踏切をこっそり教えます。子供の頃、私もいろんなものを、その踏切の線路に置いて楽しみました。
ところで、水没した携帯を完全に乾燥させてから電源を入れたら動作したという話題から、「電気製品を水洗いすると復活する」という、まるで「×××したら癌が治った」と同類の民間信仰が流布していますね。そのような事はありませんので、賢明な方は試さないで下さい。
玉井さんのiMacくらいはご愛嬌ですが、たぶん、完全に破壊されてバチバチともいわなくなるでしょう。
昔、高名なオーディオ評論家が、アンプのスピーカー端子にスピーカの代わりに抵抗を付けてアンプのエージングをするといいと雑誌に発表し、それを試した読者から訴えられました。抵抗が火を噴いて火事になったからです。
電気は怖いですよ。

Posted by: 塚原 : October 21, 2007 02:11 AM

saradaさん
よろしく。
おっしゃるように、初代iMacはブラウン管です。今はもう使っていないので、ダメモトですからやってみて、それでもだめなら、ちょうどいい機会だから捨てることにします。ホコリが原因なら直るしそうでなければ直らないわけだから。
いざとなるとまじめに考えますが、機械的な部分は濡れない方がいいはずですからハードディスクは外さなきゃあですね。なんだか、思わぬことになってきました。

Posted by: 玉井一匡 : October 16, 2007 08:48 AM

こんばんは~ 私も集合写真を確認しました(笑)今後ともよろしくです。杏奴で見かけたときは声をかけて下さいませ~
さて、玉井さんの初代のiMac、バチバチ音がするんですか?それって放電してません?
こないだ、家のテレビがバチバチと言いながら画面がゆがんでひどいので、修理の人に来てもらったんです。うちのテレビはブラウン管なんですけど、昔のiMacってCRTですよね?その修理の時に中を見たらバチバチ音とともに(周囲2cmくらい)すごい放電しててかなり危険な状態でした!!(火事になりそうなくらい)
電気製品は、怖いです(笑)機械ものに弱いsaradaでした。
玉井さんのimacが直りますように祈りつつ・・・

Posted by: sarada : October 15, 2007 11:17 PM

AKiさん
ぼくのケータイは、これみよがしのタフネスデザインで気恥ずかしい感じですが、このごろのケータイには、ふつうとかわらないデザインで防水というやつが出てきましたから、iPod touchやiPhoneの防水も不可能ではないでしょう。ぼくのところにiPhoneが来るまでには、防水仕様になることを期待しています。
http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w52ca/index.html

Posted by: 玉井一匡 : October 14, 2007 03:59 PM

iGaさん
ぼくも、友人の言葉を信じなかったわけではありませんが、画像で見ると信じられますね。
「写らなくても、音が出なくてもかまいません。無料でお引き取りします」といって流しているやつは、ばらして部品取りするのかと思っていましたが、まずは水洗いするんでしょうかね。ますますiMacを試してみたくなったぞ。

Posted by: 玉井一匡 : October 14, 2007 03:45 PM

saradaさん
集合写真を出してみました。なるほど、このかたがsaradaさんですね。中二階黒いTシャツを着て立っているやつがぼくです。よろしく。
ぼくの初代のiMacが、電源を入れるとパチパチッと音をだして画面がゆがむようになってから2年ほどたちます。使わなくなってだいぶ経ちましたが、愛情もあってまだ捨てられずにいます。人さまにお教えしながら自分で実験していませんでした。近々やってみてご報告します。
ポケットのついているところ、ご婦人の場合はエアキャップのようにフワフワしているのでしょうね、きっと。これは、実験しません。

Posted by: 玉井一匡 : October 14, 2007 03:41 PM

APPLE LINKAGE によれば、iPhone、iPod touch には「水害センサー」が組み込んであるんだそうです。これは、誤って水の中に落としてしまった物を保証対象として修理することを避けるために組み込まれているんだそうです。そんなことより防水仕様にでもしてくれればいいのにと思いますが。

Posted by: AKi : October 14, 2007 11:00 AM

>たいていの家電は水洗いするとホコリなどが洗い流されていいんだそうです。
それ実行している八王子の古物商をテレビで見た事あります。
故障している家電(映らないテレビ、音のでないステレオ等)の内部にホースで水をかけてホコリを洗い流せばば殆どが直ると豪語してました。

Posted by: iGa : October 14, 2007 08:30 AM

えーそうなんですか!!家電の水洗いは考えにありませんでした!目からうろこです。そうしたら私、パソコンが洗いたいです。
しかし、勇気がないので、買い換えようと決めた時に、バックアップを取ってから洗ってみたいと思います!!
それで調子が良くなったら買い換えないで済むかも(という期待をしつつ)

お尻に携帯ですが、女性は携帯を携帯する場所が少ないんですよ。男性は胸ポケットがあるシャツなどがありますからしまいやすいのだと思いますが、、それでついついお尻に・・・。でもつぶれないです(笑)絶妙な位置にポケットってあるんですよ。
男性はよく財布をしまいますよね?>お尻ポケットに
私はその方がお金に座るなんて・・・と気になります(でもやっぱり絶妙な位置にポケットはあるので尻には敷かないで済んでいるんだと思います)

あ、それからもしかしたら玉井さんにお会いしたことあるかもですね~。私杏奴さんのioraライブに居ましたから(笑)
集合写真のママさんの後ろから顔を出しているのが私です~ 長いコメントですみません~

Posted by: sarada : October 14, 2007 03:41 AM

はじめましてsaradaさん
杏奴仲間なんですか、ようこそ。
家電メーカーに勤務するぼくの友人が、かつて言っていたことによれば、たいていの家電は水洗いするとホコリなどが洗い流されていいんだそうです。もちろん、電源は入れずにやってから、完全に乾かしてコンセントを入れるようにしないと、濡れているところでショートしたりしてこわれちゃうでしょう。だから、数日してから携帯の電源を入れたというのは理にかなっているわけですね。
しかし、お尻のポケットに入れるっていうのは、腰掛ける時に全体重がかかるのだから、つぶしちゃうんじゃありませんか。

Posted by: 玉井一匡 : October 14, 2007 12:28 AM

はじめまして、saradaと申します。
いつも見ておりますが、コメント初めてです。杏奴のママさんよりはお噂は聞いておりますが・・・。
それにしても車に轢かれても大丈夫な携帯だなんてびっくりしました。
私も携帯はトイレに落としたり(後ろポケットに入れる)洗濯機で洗ったりしましたが、実は洗濯したほうは無事でした。
トイレに落としたときは、落として電源が落ちたのだと思いますが、すぐに電源を入れて「ビー」と言ったきりアウト。
洗濯した時は、↑を教訓に完全乾燥するまでは電源を入れないでじっと我慢しました。
2日後、だめもとで電源を入れたら、大丈夫でした。ちょっと音声は悪くなったけど通話もOK。でもいつ壊れるか分からなかったので、機種変更しましたが・・。
もしも、水に落としたら電源を入れなければ、もしかして・・・を期待できます
ということで、私は今でも防水機能なしの携帯で頑張っています(笑)

Posted by: sarada : October 13, 2007 11:43 PM

yukiりん
僕たちが子供の頃はテレビも滅多になく、プレステの種もない時代だったから、釘を拾ってきて線路の上に置いて電車に踏ませて、それが平らになるのを楽しんだりしました。そうすると、釘が磁石になるという噂があったからでしたが、磁石にはならなかった。でも、電車の力は実感しました。そういう科学実験の癖がぬけないのでしょうね。

Posted by: 玉井一匡 : October 13, 2007 05:24 PM

わきたさん
あなたのお聞きになった噂というのは、masaさんを経由して「玉井は破壊者だ」というものではないでしょうか。それには、一片の真実があったことは否定しません。しかし、この日を境に、それを私は克服したのです、この出来事で。

Posted by: 玉井一匡 : October 13, 2007 03:43 PM

いやぁ~、これは実に面白いですね。といいますか玉井さんが面白い!
もういちど自分のクルマで轢いて…って周囲の方々もイカレ…違います、イカシテいらっしゃる。
ぜひ、実験結果をお願いします。
滅多に携帯が壊れることはないのですが、次回買い換える時はソレにします。

Posted by: yukiりん : October 13, 2007 01:20 PM

玉井さん、こんにちは。お噂には聞いていますが、なんだか、さすが・・・ですね。昔、子どものことろのテレビ番組に、敵役として人造人間ハカイダーというが登場していましたが、ちょっと思い出しました・・・(^^;;;。

Posted by: わきた・けんいち : October 13, 2007 10:32 AM

AKiさん
先日お寄りくださったときにも、数cmほどとはいえAKiさんのiPhoneをテーブルの上に落とした時にはドキッとしました。aiさんもおっしゃる通り、めでたくiPhoneを手に入れたあかつきには、衝撃と水には気をつけます。そういう場合でも保証のきく店で買うというのも重要なことですね。アップルケアは、そういうのは保証の対象外でした、たしか。

Posted by: 玉井一匡 : October 13, 2007 08:45 AM

私は携帯をそんな風な目にあわせたことはありませんが、コーヒーカップに落っことしてしまったことがあります。もちろん、防水性能ゼロの機械でしたから、即刻、電話屋に飛んでいって、完全にダメになる前に機種変更してバックアップをとって.....と騒ぎでありました。
その時、携帯電話に防水性能は必須であーる......と唱えましたが、すぐ忘れてしまいました。

Posted by: AKi : October 13, 2007 12:58 AM

aiさん
 これまであまり愛情を注いでやらなかったことを深く反省しました。改めてマニュアルを読んだら、ウェブサイトを見ることができるのを知りました。
 そういえば、この夏のこと、これは防水なのだから水中写真が撮れるだろうと思って、金魚の泳ぐ瓶にケータイを持った手を入れて試したことがありました。
結果は、みごとに失敗。
裸眼のまま水中で目をひらいたときのようで、すっかりぼやけてしまったのでした。あとになってみれは当たり前のことですね。小さなゴーグルをつくってレンズの前につけたらどうなるか、実験をしてみますね。

Posted by: 玉井一匡 : October 13, 2007 12:37 AM

fuRuさん
ぼく以外には、そんなことをしてみる人はいないでしょうが、事故の状況を記録しておきます。ケータイはクルマの進行方向に長手方向を合わせるようにしていました。上下は、表が上になるように、写真のような向きでした。下を向いていたら、ガラス面が小石にあたったりして割れたかもしれません。
その意味では、とても幸運な落ち方、横たわり方をしていたのですね。

Posted by: 玉井一匡 : October 13, 2007 12:28 AM

あはは、大して愛着などもてない携帯くんがこんな形でエッセイになるなんて面白いですね~。本当に車に轢かれて、見なおされてしまうなんて・・・?!落下防止の紐でもつけないとiphoneなんてお持ちになることになっても心配でなりません。

Posted by: ai : October 13, 2007 12:03 AM

車でひいちゃうのは・・・・さすがに・・・ですね。

Posted by: fuRu : October 12, 2007 11:47 PM
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