March 03, 2008

ひな祭りに

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 まだ冷たい風の中に春が潜むこの季節の気配を感じると、ぼくはなにやらうれしくなって、こころが騒いでくる。
なにも人形が好きだというわけではなくて、そういう理由からなのだが、いい歳をして雛祭りというやつが好きだ。こどもがふたりとも娘であることに乗じてそれらしいものを食べたくなる。一日はやい3月2日だったが日曜日にばらちらしをつくることにした。
 冷蔵庫にレタス、冷凍庫に小エビと生食用のホタテ、正月の残りの手まり麩を発見した。99円ショップで買ったアボガドが窓際にひとつ置いてあった。干し椎茸は探したがみつからない。スーパーで刺身用サーモン、菜の花、穴子を買う。サラダ用にトマト、アスパラガス、カイワレ大根、それにエリンギと卵。
 娘の友人が天草から太刀魚をことづかってきたというメールを受けて、娘が受け取りに行った。持ち帰ったビニール袋には7、8匹ほどが入っていた。そのときにはもう、他のものはできあがっている。さて、どうやって食べようか。早く、そしてなによりもうまく食べたい。ちょっと切って食べてみたら、充分に刺身でも食べられるぞ。
最後に帰ってきた次女は、ケーキを連れてきた。

HinaQuatroS.jpgClick to PopuPHinaSaladS.jpg 献立は、吸い物(手まり麩とエリンギにカイワレを浮かす)、サラダ(レタス・ちびトマト・ホタテ・アボカド・カイワレ)、茶碗蒸し(エビ・ホタテ)、ばらちらし(穴子・エビ・菜の花・サーモン・卵焼き)太刀魚の刺身、太刀魚のムニエル
ぼくの料理はほとんど自己流だが、寿司酢の割合はすぐに忘れるので「美味しい方程式」を参考書にするけれど少し甘すぎるから少し酢をふやす。ばらちらしというやつは、さほど手間がかからないわりに華やかで春めいている。というか、ぼくはそういう風につくりたいのだ。
米を炊くときに昆布と酒をすこし加えるのと、卵焼きをつくり、あとは、生の魚や菜の花を味の濃いダシにしばらく浸しておき、さいごに盛りつけるくらいのものだ。一昨年のクリスマスに、娘の友人がスペイン人の腕によりをかけてパエリアをつくってくれたことがあったが、写真を見てみると、ちらしもサラダも、なんだかパエリアとデザインが似ている。あれに、影響を受けているのかもしれない。同じ材料を繰り返して使っていると、後になって思うが、無意識に材料を節約しているのだろう。
 結局、太刀魚は刺身とムニエルにしたのだけれど、早く食べたい一心で薄い身を三枚におろすのに苦労したから盛りつけがすこぶる雑になってしまった。しかし、天草からわざわざ持ってきてくれただけあって、刺身にして食べたのは初めてだったからなおさらだが、とてもうまい。森枝さんが、自分で釣ってきてくれたのだろう。せっかくなら、もうすこし美しく盛りつければいいのにとあとで思ったが、食べたいばかりに気がはやっていた。おろしながら、半身は自分で食べてしまった。
そういえば、加工する前の太刀魚たちの集合写真を撮らなかった。頭としっぽを裁ち落としてあったので、ちょっと残念だと思ったからなんだろう。

投稿者 玉井一匡 : March 3, 2008 11:58 PM
コメント

あかねこさん
 魚は、丸のママ手に入るのがたのしいのに、切り刻んで売ろうとすのも、買う人がそれを喜ぶのも、もったいないことですね。魚が新鮮であれば、ぼくはついつい刺身で食べたくなってしまいますが、御所浦のひとたちも同じようでなんでも刺身で食べることが多いようです。素材がよければ、シンプルに食べるのがいいのは当たり前ですね。
でも、うまいフレンチにして食べさせるような店もあるといいな、という声もあります。

Posted by: 玉井一匡 : March 23, 2008 09:18 AM

実は母が『スーパーで太刀魚がそのまま売ってた!』と感動して帰ってきたことがあったので、こちらでも食べられるのだとは思います。
ですが、御所浦はとれたてですからね!私がお邪魔した日は太刀魚ずくしの夕食でした。
(私は始めてだったのでわかりませんでしたが、一緒に泊まっていた方が『こんなに厚い太刀魚の刺身は初めてだ!』とおっしゃってました)

psalmの舞台も、もちろん!お邪魔させてもらいます。

そして今、psalmに群馬に来てもらえませんか?とラブコールを送っているところです(笑)

Posted by: あかねこ : March 21, 2008 08:59 AM

あかねこさん
コメントありがとうございます。さっそく、ダブっていたコメントは消しました。
森枝さんのひとたちも御所浦の海も、ほんとうにすてきですね。お父さんが自分でつった魚をお母さんが料理してくださるのだから。あの穏やかな入り江で本を読みながらひなたぼっこをしたり泳いだりしたいなあ。
ぼくは、太刀魚を刺身にしたのは初めてだったから、あの薄い身を、できるだけ骨に残さずに下ろすのには、苦労しました。早く食べたいという気持にもせかされていたのでね。おいしいですね。
ところで、韓国のひとたちは、太刀魚が好きなようです。新宿の韓国広場というスーパーでは、一本ものを沢山おいています。イシモチと鱈もあります。
 Psalmのことも、よろしくお願いします。今月は芝居に参加するので、目下稽古中。ミニライブもやるそうです。

Posted by: 玉井一匡 : March 21, 2008 06:44 AM

はじめまして。あかねこと申します。
夕海さんのライブにちょくちょくお邪魔させていただいているものです。
天草、太刀魚、という言葉に反応してしまい、コメントさせていただきます。
実は、『もんしぇん』がきっかけで、ついに先月、天草、御所浦まで行ってきてしまいました。
御所浦では森枝さんの家にお世話になったのですが、実は生まれて初めて、そこで太刀魚を食べました。加工前の太刀魚(ちゃんと頭としっぽもついてました)も、見せてもらいました。
私は海のない群馬県に住んでいるのでなかなかそういった新鮮な海の幸を見たり、食べる機会がありません。ものすごく、おいしかったです。
今は、森枝さんちから干物をお取り寄せして、家族で楽しんでいます。
長文失礼しました。

Posted by: あかねこ : March 21, 2008 03:12 AM

aiさん
おさわがせしてすみません。ぼくもどこかで見た気がするので「ちらし」で検索してみると、見つかりました。忘れたのはぼくの方ですから、ご安心ください。「桃の花をひろいあつめて」というエントリーで、そのときも冷蔵庫の在庫を検索していたようです。
早稲田のパン屋さんに先日行ったときには話しませんでしたが、こんど行ったときにはaiさんのことを話してみます。

Posted by: 玉井一匡 : March 6, 2008 11:09 PM

ばらちらしを検索しても出て参りませんね~^^;
気のせいでしたか・・・?
早稲田のパン屋さんはおいしいとの噂がもうたっているのですね。
盛岡にあった時は、お店を通り越して、7~8分のところにあり、通っていた時期があります。数日前にも早稲田在住の友人が来盛した折には宣伝しておきました。
素材がほぼ岩手のもので美味しいパンができあがるわけですから自慢のパン屋さんでした。

Posted by: ai : March 6, 2008 08:24 PM

aiさん
あれ、去年もばらちらしエントリーしましたっけ、すっかり忘れちゃいました。食べ物のことまで忘れちゃうようになったとは困ったものと、書きかけたのですが、じつは食べたもののメニューを忘れちゃうのは以前からのことでした。食べることに夢中になってしまうのかもしれません。
太刀魚は、鱗もとらずに刺身にできるのは楽なのだが、身が薄いのに巾が広いので、三枚におろすのになかなか苦労しました。中落ちに残った身を唐揚げにしたいところでしたが、早く食べたくて、それはあきらめました。

ところで、最近のこと早稲田に美味しいパン屋さんができたと聞いたので、通りがかったときにバゲットを買ってきました。その前にインターネットで調べたら、もともとそのあたりで店を開いていたのが、フランスに修行に行き、いい小麦粉を求めて盛岡にたどりついて長く店を続けたあとに、わけあって早稲田にもどったのだとか。こちらでも南部小麦の粉を使っているそうです。
 aiさんもご存じだろうから残念がっていらっしゃるだろうと思いながら食べました。保存袋はいりませんかとたずねられたので、一度に食べちゃうからいらないというと、うれしそうにしてくれました。期待にたがわぬ美味しバゲットでした。
下記のアドレスのウェブサイトがあります。
http://www.atto-hp.com/vincennes/

Posted by: 玉井一匡 : March 5, 2008 11:16 PM

昨年もひなまつりのちらし寿司をお作りになっていらしたようなきがします。
太刀魚のお刺身は一度もいただいたことがありません。
サラダにお吸い物、茶碗蒸しまで・・・。
そんなお父さんやご主人をお持ちの玉井家の皆さん、羨ましい~~。
季節ごとの行事食は大好きなのに、今年は手が廻りませんでした^^;

Posted by: ai : March 5, 2008 06:51 PM
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