May 17, 2010

MacBookの入院・iPhoneの災難

MacBook-iPhoneS.jpgClick to PopuP
 ずいぶん長いあいだエントリーできなかったが、またしてもぼくのApple家族に試練が訪れたからなのです。4月の半ばをすぎたころにMacBookが入院、そのあいだにiPhoneが水没した。
5月12日にMacBookの修理が終わったと携帯を鳴らしたので、閉店間際の秋葉原ヨドバシに飛び込んだ。ぼくの身体と、その一部をなす脳がふかくMacと結びついているらしいことを思い知らされた。MacBookの不在中、iMacは元気でいるというのに、なかなかエントリーしようという気になれないのだ。

 昨年秋にメーカー保証の1年+アップルケアの2年=合計3年の月日が終わってしまい、2年間残されていたヨドバシカメラの販売店補償「ゴールドポイントワランティ」で修理をした。これが無償で修理のできる最後だった。その顛末については以前に「MacBookの帰還:8回目の入院から」としてエントリーしたのだが、このひと月ほど前からときどきMacBookが立ち上がらなくなった。黒い画面になって、数秒間起動ボタンを押し続けて再起動させるべしという旨のメッセージが現れるのだ。徐々にその頻度が増して、ついには何度やっても開かない状態になった。

 最後の修理報告書を引っ張り出してみると、この修理と同じ箇所が故障した場合は「90日以内」は無償で修理すると書かれている。日付をみれば、まだ10日ほど残っているではないか。店に持って行くと、まず点検して有償修理になるようなら電話をくれるという。有償なら、かなりの費用がかかるにちがいない。iPadが買えるほどの費用はかかるだろうなあ。その場合は・・・・などと、心配のような楽しみのような気分だった。
 しかし、考えるにも図面を描くのにも、そして文章を書くのにも頭の回転が思うに任せない。MacとりわけMacBookがぼくの身体と脳と一体化していて、いかに人間の身体と脳の行動範囲を広げてくれているのかが骨身にしみた。アップルストアに修理に持って行くと、たいていは「4~5日かかります」と言うのだが実際には2~3日で修理が終わたと電話が来るのだが、販売店の修理になったらひと月以上かかったので、かえってAppleCareの意味を実感した。

マザーボードの交換だから、前回と同じだったので無償であった。
だが、ハードディスクは初期化されていた。
だから、いまはまだ回復途上にある。

その、MacBook入院中に、ぼくがiPhoneを事故に遭わせた。

洗い物をしているときにiPhoneに電話がかかったので、左肩と顎のあいだにiPhoneを挟んで話しているうちに滑って水没した。
あわてて取り出したら画面は変わりなく表示される。アプリケーションを開くとちゃんと動くじゃないか。
電話をかけてみた。・・・かけられる。安心した。
しかし、相手の音が聞こえない!!
iPodはどうだろう・・・やはり音が出ない。溺れそうなぼくはワラをさがした。イヤフォンだ。・・・イヤフォンをつなぐ。・・・・・ちゃんと聞こえるではないか。電話もイヤフォンがあればつかえるのだから当分はこれでいい、さいわい着信音はスピーカーから出てくる。
ドライヤーの風をあてて乾燥させようとしたが、回復しない。せめてひと晩、風通しのいい軒下においた。
そして、翌日。性懲りもなくまたPodを鳴らしてみる。・・・・・きこえる。きこえるのだ。ごめんなさい、これからは気をつけますと、心から約束した。

そして先週の日曜日の帰りがけ、ぼくは自転車をとめて娘に電話をかけた。
おわってウェストポーチに戻そうとしたときに手が滑ってアスファルトに角をぶつけた。しかし、イヤフォンをつけていたからバンジージャンプ状態を経て、ジャックが抜けたから、落下距離はたいしたことはないではないか。
ディスプレイには、電源を切る表示が出ている。・・・電源を切った。
もういちど電源を入れると、画面は真っ白に煌々と輝くばかり。ああ、文字も画像も出ない。四角い懐中電灯のように白い光を放つばかりだ。
うちに帰り着いてACアダプターにつなげたが、何時間かかっても変わらない。
もうひとつのワラ、「困ったときの再起動」にさいごの期待をかけた。電池で動くやつはコンセントを抜けば止まるということができない。ぼくは、iPhoneがはやく電池を消費するようにACアダプターをはずして、ひと晩放置することにした。

そして翌日 ACアダプターをつなげて充電およそ1時間
起動させると・・・・・・・iPhoneの初期画面が現れた。

ぼくはいま、刑期を終えた囚人のように、深い反省の日々にある。
5月13日、友人の愛してやまなかったゴールデンラブラドールのショコラが死んで、生前に仲のよかったひとに写真つきのメールを送ってくれた。ぼくは、それをデスクトップパターンに取り込んだから、水の好きなゴールデンリトリバーである彼女が守護天使になってくれるよう、一緒に写真に納めた。
いや、あのときすでに彼女が護ってくれたのかもしれない。

■追記
MacBookのかげから顔を出しているのは、木製のグリーンイグアナです。かつて事務所で飼っていたグリーンイグアナのアンヘルにも守護天使になってもらおうとしました。
*関連エントリー グリーンイグアナのアンヘル:パッシブソーラーな生き方/MyPlace

投稿者 玉井一匡 : May 17, 2010 01:11 AM
コメント

shinさん
Macのことかと思って「下の丸ボタン」をさがしていまいました。iPhoneのことですね。できました。
丸ボタンをおしながら上のスイッチを押すと、シャッター音がしてiPhoneのデスクトップの写真が撮れるというのをいつか偶然に知りました。

Posted by: 玉井一匡 : May 29, 2010 02:51 PM

困ったときの「わら」の再起動ですがアップルストアで違うテクニック習いました。下の丸ボタンと上のスイッチを両方押して30秒、電源を落としますか?は無視し、アップルマーク現れ消えるまで.....するとMacのPRAMclearと同じ効果です、もうご存じでしょうが

Posted by: shin : May 29, 2010 10:28 AM

AKIさん
 たびたびお騒がせします。どういうことなんでしょうね。いや、iPhoneについては私の不注意であることは、重々承知していますよ。
はじめのMacBookとは、脳をふくめた肉体がすっかり入れ替わっているんですが、同じ人格としてぼくは感じています。そのたびに、アイデンティティとは何かということを、ぼくは思います。
いま僕は、タオルケットにくるまって膝の上にのせたMacBookのキーボードを叩きながら、この心地よさがいかに大切なものなのかを実感しています。
 iGaさんのご親切な情報が無駄になるよう、この幸せが続くよう、MacBookもiPhoneも大切にします。ところで、28日まで1週間ほどになりましたね。

「iPhone 真っ白の画面」で検索したら、65000もありました。自分の責任ではないのにこういう事態になる人が少なくないのだと知りました。
http://bbs.kakaku.com/bbs/31102001104/SortID=8374136/

Posted by: 玉井一匡 : May 20, 2010 06:57 AM

やぁ、皆さんおそろいで……。
玉井さんの MacBook のお話は、もう、数奇な運命としかいいようのないお話しでありますですね。最初ゲットした MacBook のどの部分も残っていないようですし……、すごいとしかいいようがありませんです。iPhone は、近くにそのようなよき場所があり……、といっても、行かないのにこしたことはありませんです。

Posted by: AKi : May 20, 2010 01:14 AM

光代さん
 わらってもろて、ほんまうれしいわ(・・でいいんでしょうか)
はい、事故率が高いのは、いつもいつも連れ歩いている愛情ゆえと思っています。
これは、MacやiPhoneは壊れやすいというエントリーではないということを読み取ってくださってありがとうございます。
ちゃんと無償で直ってくるし、iPhoneは復元するということを、かくも深く愛しているということを、ぼくはむしろ言いたかったのです。
MacBookの後ろから顔を出しているのは、木製のグリーンイグアナです。イグアナの「アンヘル」のことは、以前にエントリーしたことがありますので、まだでしたらご参照ください。
*グリーンイグアナ  http://myplace.mond.jp/myplace/archives/000107.html

Posted by: 玉井一匡 : May 20, 2010 12:14 AM

iGaさん
ほんとだ、近所にこんなところがあるんだ、心強いなあ。
でも、だいじなのは落とさないことであるとは
もちろん深く心に刻んでいます。
が、もしものときはここにいくことにします。

Posted by: 玉井一匡 : May 20, 2010 12:05 AM

笑っては不謹慎だと思い、ずっと我慢して読んでおりましたが、バンジージャンプの箇所で ついに爆笑してしまいました。
ごめんなさい。

それにしても奇跡的な事故確率ですね。
「ぼくの身体と、その一部をなす脳がふかくMacと結びついている」と言うことに 深く頷いてしまいました。
そのようにお見受けいたします。
だから、こんなにしょっちゅう 入院されると 落ち着かない日々が続きますよね。
Mac歴3年ほどの私でも Macが手元に無いと 落ち着かないですもん。
そんなに可愛いがられているMacは 幸せ者ですね。
もう そのような目に遭いませんように!

Posted by: 光代 : May 19, 2010 11:50 PM

御安心を!玉井さんの事務所から歩いて行ける距離(東京都文京区水道1-2-6 タトルビル2F)にiPhoneの修理専門店【iPhone Repair store】があります。水没したiPhoneのデータ復旧法等の記事もあります。
http://www.iphone-repair.jp/

Posted by: iGa : May 19, 2010 09:37 PM
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